こんばんは、Napoptosisです。今回は前回と同様、栄養学・健康についてお話ししようかと思います。
前回は”食品の裏側”という本についてお話ししましたが、今回はその著書の阿部司氏のお話しで、阿部氏が人生が変わったきっかけについてお話ししようかと思います。
①阿部司とはどのような人物か
このように、今回はこの阿部氏の人生が大きく変わった機転についてお話ししようかと思います。
ミートボールひとつで一体どのように思い、感じたのかを共有していきたいと思います。
②阿部司氏の人生を変えたミートボール事件
まず初めに阿部氏は当時思いっきりサラリーマンでした。ある食品会社の添加物を専門とする会社で、とある食品製造工業などに添加物を販売するのが仕事だったのです。そして当時は日本一の添加物屋になってやるという燃える意思を持っていたほどのようです。
また、添加物の神様と呼ばれるほどで純品の添加物は全て、食品に混じりこんでいるものでも100種類ほどの添加物を舌で見分ける事ができる人だったのだとか?
わかりやすく表現すると「添加物のソムリエ」のような存在でしょうか。
コンビニ弁当を食べる時も「どうしてこんなに”グリシン”を使わなくてはならないのか”、”このハムはちょっと”リン酸”が強すぎる」などとついつい採点してしまうほどのようです。そんな阿部氏にある日、事件が起きるのです。
阿部氏の長女の3回目の誕生日に事件は起きました。家族で囲む食卓に妻が用意した御馳走が並んでおり、その中にミートボールの皿がありました。
それはもう可愛らしいミッキーマウスの爪楊枝が刺さっていて何気なくそのミートボールを口の中に入れた瞬間、凍りついたそうです。
なぜならばそれは他ならぬ自分自身で開発したミートボールだったのです。そのミートボールは確かに自分で投入した「化学調味料」「決着剤」「乳化剤」の味がしたのです。
「これどうした?買ったのか?XXのものか?」と尋ねたところ、妻は「ええ、XX食品のよ」と答え、袋を出してきたそうです。
それは間違いなく自分の商品でありながらうかつにもミッキーマウスの爪楊枝と妻が一手間かけて絡めたソースのため一見わからなかったそうです。
そして妻が続けて、「このミートボール、安いし○○(娘の名前)が好きだからよく買うのよ。これを出すと子供たちが取り合いになるのよ」と言ったのだと。よく見ると子供たちは美味しそうに頬張って食べていたそうです。それをみた阿部氏は、
「ちょっと待って!!」とミートボールの皿を両手で覆ったのです。そしてここで添加物の危険性に気付き、後に会社を退職してこの真実を本にして伝えようと、新たに人生が変わったのです。
③ミートボールはどのように作られるか知っていますか?