備忘)『精神エネルギー』 ~ Spiritual Energy ~ 政木和三

死後の世界には、何段かのランクがあるらしく、生きている間に、人のために、社会のために尽くした人は高い位置にあり、人を苦しめ、社会に悪をまき散らした人は、暗いじめじめした最下位に永くいることになる。

 生あるとき、他人に喜びを多く与えた人はかならず明るい地位にあり、来世も数十年から三百年未満で人間に生まれ変わることができるが、悪徳多い人は、千年から二千年も暗い場所で過ごすことになる。

 人生が生きているときだけのものであれば、自分さえよければよいの一生も結構であろうが、その反作用は、自分の死後の世界と、次世代に生まれ変わって出てきたときの人生にも影響することを深く考えてみなければならない。

 人間の生きている間は、生命体の修行期間である。

 

 修行とは、他人に喜びを与えることである。

 そして社会のために尽くすことである。

生まれ変わるとき、こんどこそは世に出たとき最善の人間になろうと意気込んで母胎から赤ちゃんとして出てくるが、物ごころつくころから、また煩悩の道に迷い、強欲の淵に落ち込み、また前世と同じような人間性となる。

 このように、自分の前世や死後の来世は、その真偽を確かめることができなければ、あるのかないのかまったくわからない。

 しかし多くの奇跡が実在すれば、私たちの知らないエネルギーの存在する別次元の世界のあることを信じられることになる。

 何回人間に生まれ変わっても、毎回同じことを繰り返していては少しの進歩もない。

 この書を読んだこの日、この時から、他人のために、社会のために尽くし、自分自身はなごやかな人間性になろう。

 それは、自分自身の幸福のためである。

genkimaru1.livedoor.blog

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