コロな)XBB1,5は、ワクチン接種者、コロナ感染経験者が感染する

ニューヨーク市保健当局が「変異株 XBB.1.5 はワクチンを接種した人や自然感染した人たちが感染する可能性が、より高い」と公式に発表

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保健当局の奇妙な発表

米ニューヨークの保健当局が、2日前に以下のツイートを公式アカウントに投稿しました。ツイッターの翻訳機能で日本語を示しています。

2023年1月13日のニューヨーク市保健局の投稿

nycHealth

ニューヨーク市保健局の投稿)

オミクロンの変異株 XBB.1.5 は現在、ニューヨーク市で配列決定されたすべての COVID-19 症例の 73%を占めています。XBB.1.5 は、私たちがこれまでに知っている COVID-19 の中で最も伝染しやすい形態であり、ワクチン接種を受けているか、すでに COVID-19 を持っている人に感染する可能性が高い可能性があります。
nycHealth

 

なぜ当局が、こんな文章にして投稿したのかよくわからないですが、ともかく、現在アメリカで流行しているとされるオミクロン XBB.1.5 株は、

「ワクチン接種者と自然感染者が、より感染しやすい」

と記しています。

これについて、アメリカのいくつかのメディアが報じていますので、ご紹介したいと思います。

なお、CDC ののデータを信頼するなら、ニューヨークでは実際に XBB 1.5株がものすごいペースで拡大しているようです。

ニューヨークの XBB 1.5の占有率の推移 (2022年10月15日から)

NBC New York

 

ニューヨーク保健局が述べていることが本当なのだとすれば、ワクチン接種率がアメリカより高い日本にこういう株が入ってくると、少し厄介ですね。

NBCニュースの報道をご紹介します。



 

 


「これまでに知っている COVID-19 の中で最も伝染性の高い形態」が広がっているとして、ニューヨーク市当局が注意喚起を発する

NYC Issues Plea as ‘Most Transmissible Form of COVID-19 We Know of to Date' Spreads
NBC New York 2023/01/13

これまでで「最も伝染性が高い」ことに加えて、ニューヨーク市保健当局は、XBB.1.5 は他の亜種よりも、すでに COVID に感染した人やワクチン接種を受けた人に感染する可能性が高い可能性があると述べている。

XBB.1.5の前例のない感染性により、1月13日、ニューヨーク市の保健当局から新たな注意喚起が促され、最新の症例波の背後にあると広く信じられている最新のオミクロン変異株 XBB.1.5 が現在、世界中で循環しているすべてのコロナウイルスのほぼ 4分の 3を占めていると発表した。

市保健局は、この新しい株を「これまでに知られている中で最も伝染性の高い COVID 変異株」と呼んでおり、XBB.1.5 は現在、ニューヨーク市で配列決定されたすべての COVID 症例の 73%の原因であると述べている。

ただし、データは、その年の最初までのシーケンスされた症例のみを反映しており、変異株を分離するために必要な徹底的なプロセスを経ているのは、陽性症例の比較的少数の割合となる。

つまり、XBB.1.5 の実際の感染率は、報告されているよりも高い可能性がある。

1月13日に更新された CDC データによると、XBB.1.5は、ニュージャージー、バージン諸島、プエルトリコを含むニューヨーク地域で流行している COVID の推定 82.7%を占めており、症例の 88.2%を占める可能性がある。

これは、先週のレポートベースラインの推定値 72.7%、症例の 81.2% から上昇している。

 

市の保健当局はまた、XBB.1.5 は、ワクチン接種を受けた人や、すでに COVID に感染している人々に感染する可能性が高い可能性があると指摘した。これは、ホワイトハウス COVID タスクフォースの責任者であるアシシュ・ジャー (Ashish Jha) 博士が先週認めた現実だ。

ジャー博士が言うように、7月以降 COVID に感染していない場合、または 9月の 2価アップデートの前に最後にのワクチン接種を受けていた場合、「XBB.1.5 感染に対する保護はそれほど優れていない」という。

ニューヨークの再感染データは、その点を強調しているが、ニューヨーク州のブレークスルー感染データは不完全であり、地域別に分類されておらず、これは、12月までのブレークスルー感染ケースの増加を反映したものだ。

市の最新のレポートでは、症例数は、この 1か月で最初の週として減少を記録したが、入院率はデータの遅れの要因を反映してか、増加した。

市保健局のデータでは、12月に感染の急増に見舞われたが、入院と死亡は最近、最高値を記録した。

マンハッタンが、COVID で最も苦労しているように見えることを CDC のデータは示している。

先週、マンハッタンの 1週間の感染率は 13.41% 上昇し、1週間の死亡率は 37.93%上昇し、検査率は 14.54%上昇した。

ニューヨーク市ではマスクの着用が引き続き推奨されている。市、州、および連邦の公衆衛生機関はすべて、予防接種の状況に関係なく、屋内環境や混雑した屋外環境の傾向に関係なく、マスクの着用が推奨される。

世界保健機関は今週、オミクロン XBB.1.5 は、特に重症化する変異株であるようには見えないと述べているが、重症度について結論を出すには、まだデータが不足しているとした。

earthreview.net