旧統一教会、総裁逮捕で声明 「裁判所の判断を謙虚に受け入れる」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)容疑者(82)が政治資金法違反などの疑いで韓国の特別検察に逮捕されたことを受け、旧統一教会は23日、声明を発表した。逮捕状を発付したソウル中央地裁の判断を「謙虚に受け入れる」と表明。「国民の皆さんに心配をおかけしており、心からおわびする」と謝罪した。 【写真で見る】旧統一教会「聖地」にある韓総裁の住まい また旧統一教会は「今後行われる捜査と裁判の手続きに誠実に取り組み、真実を究明し、これを契機に私たちの教団が信頼を回復できるよう、最善を尽くす」と強調した。 韓総裁は2022年、教団の当時の幹部、ユン・ヨンホ被告=請託禁止法違反罪などで公判中=と共謀し、前大統領の尹錫悦(ユン・ソンニョル)被告(64)=内乱罪などで公判中=の妻や側近に金品を渡した疑いがある。 特別検察は、教団側がその見返りとして、22年5月に大統領に就任した尹氏に、教団が進める事業などで便宜を図らせた疑いがあるとみている。【ソウル福岡静哉】
- 朝日新聞
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複数の韓国メディアは23日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁が逮捕されたと報じた。韓氏には尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の妻や側近に対する金品の不正な供与に関与した疑いがあるとして、韓国の特別検察官が政治資金法違反や請託禁止法違反などの容疑で逮捕状を請求していた。ソウル中央地裁は「証拠隠滅の恐れがある」との理由で逮捕状を発付した。
特別検察側によると、韓氏は17日に事情聴取を受けた際、容疑の多くを否認していた。
韓氏は教団幹部だったユン・ヨンホ氏=政治資金法違反などの罪で公判中=と共謀した上で2022年1月、保守系の最大野党・国民の力の権性東(クォンソンドン)国会議員=政治資金法違反の疑いで逮捕=に対し、2カ月後に投開票される大統領選で教団の組織票や資金の提供を約束し、1億ウォン(約1千万円)を渡した疑いがある。
また、韓氏はユン元幹部と共謀し、尹氏が大統領に当選した後の同年4~7月、尹氏の妻・金建希(キムゴニ)氏=あっせん収財罪などで起訴=に対し高級バッグやネックレスなどを贈った疑いがある。
韓氏の逮捕が報じられたのを受け、教団は「裁判所の判断を謙虚に受け止める。今後行われる捜査と裁判手続きに誠実に対応し、真実を究明するとともに、これを契機に教団が信頼を回復できるよう最善を尽くす」とコメントした。





