蒔いて刈り取る法則
ガラ6:7 思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。6:8 自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。
「あなたの財産とすべての収穫の初物で、主をあがめよ。 そうすれば、あなたの倉は豊かに満たされ、あなたの酒ぶねは新しいぶどう酒であふれる。」(箴言3:9-10)
実業家であるアルバート・アレキサンダー・ハイドはある時、神様に沢山の献金を捧げるという誓願をしました。しかし、誓願は果たされず、事業は傾き、大失敗してしまいました。ところが、彼は不屈の精神で信仰の決断を貫き通し、神様への誓願を果たす決断をしました。
そのために自宅を売り払って、その大金を教会にささげたのです!よりによって事業が失敗した矢先に、このような大胆な行動は誰もが理解できず、狂人的な行為と思われました。
しかし、神様はこの信仰に答えられ、救いの手を差し伸べてくださったのです。
彼の心に優れたアイディアが浮かんだのです。
「日本産のハッカを原料に薬を作って販売しよう!」
このひらめきが祝福の鍵となってメンソレータムという薬用塗り薬が製品化し、大きな収益を挙げることができたのです。
ハイドは事業が失敗したにもかかわらず、信仰の決断を貫くために自宅を売却して主に捧げました。その結果、主から素晴らしいアイディア(メンソレータム)を頂き、アメリカで成功して大富豪になりました。
その後、1905年に来日した宣教師ウィリアム・メレル・ヴォーリズが宣教先の日本で経済的に苦しい状況におかれていることを知り、彼は巨額の援助を与えました。 彼はポケットからメンソレータム缶を取り出して、ヴォーリズ宣教師に日本宣教のための販売利権を与え、全面サポートを確約しました。
今日、その恩恵を受けて宣教師ヴォーリズが設計した建物は教会、学校、ホテルなど日本全国に1600件にもなります。その幅広い活動分野は医療、教育、建築、社会事業にまで及びます。
この資金がもとに建築された療養所は後に総合病院にまで発展し、当時の死因第一位であった結核患者を多数収容して治療しました。
さらに共働きの家庭の子どもたちを預かるための施設は後に大きな学校となり、一般市民の教養を高める図書館も建設しました。
また青少年に対する健全な社会教育と福音化のためにYMCAを設立されました。
「Y.M.C.A.」(Young Men's Christian Association)
キリスト教青年会 男性のための宿泊施設を指すが、現在のアメリカでは相部屋が「ゲイの巣窟」とされ、イギリスでヴィレッジ・ピープルが楽曲したゲイソングYMCAが大ヒット。日本でもカバーした西城秀樹の「ヤングマン」です。
「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」(詩篇37:5)
「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」(イザヤ41:10)
「感謝のいけにえを神にささげよ。あなたの誓いをいと高き方に果たせ。苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう」(詩篇50:14-15)
農夫がどんなに凶作で食べ物なくても、来年の種となるコメだけは食べない。什一献金はそのようなものです。信仰でまいて刈り取るのが原則です。