【心配ごとは全て杞憂です】
将来的に起こるかもしれない未接種者への弾圧が怖いというツイートをたまに見かけます。
私はシンガポールでそのような弾圧を実際に一年近く(今も名残はありますが)受けてきました。
家族と同居しておらず独りでどう生きてきたか?参考になればと思い書いてみようと思います。
国を挙げてワクチンプログラムが立ち上がった時は「うわー何が起こるんだ」とは思いましたが「心配」を抱え続けることはしませんでした。
常にルールの例外措置を探して政府のサイトを日々チェックしていました。
そして必ずそこには逃げ道が残されていました。
店や病院から未接種者が締め出されるとなった時、たまたまそのタイミングで妊婦さんの通訳をしていて定期的に病院に行かねばなりませんでした。
政府サイトを見ると医師の判断に委ねているとの但し書きがあったので 担当医の許可をもらい、困ることにはなりませんでした。
マスク着用義務があらゆる場所で定められた時も 政府のサイトを目を皿のようにして見ると、小さい文字でこう書かれていました。
「運動中は外してよい」。
私はその日から運動中でなくても常に運動中の服で歩き、街中にいるお目付け役の警備員に咎められることなく ほぼほぼノーマスクで過ごしました。
もちろん出来なくなったこともありました。
天秤にかけて取捨選択をしました。
例えば、シンガポールから一旦海外へ出た場合、枠パスがない人は再入国が出来ないルールが出来た時。
私は毎年恒例の日本での花見や温泉巡り、土用の丑に鰻を食べに帰ることを諦めました。
健康ならまた出来る事だからです。
不安や怖れというのは「知らない」ために恐怖が膨らむのです。
まずは 自分がどこまで対処可能なのかを把握することです。
今回のでいえば、政府ルールを細部まで読むこと。
毎回、例外措置が設定されていましたし、それを法に抵触しない範囲で自分に都合よく解釈しても問題は起こりませんでした。
ビザの更新に枠が義務化されるとなった時も、その現実に溺れそうになっている人を沢山みました。
私はどうしたかと言うと「その現実を無視」することに決めました。
打たなければここにいられない、という現実を私は「無い」ことにしたのです。
は?いきなりスピかよと思うなかれ。
見える世界、見えない世界。大抵、人は見える世界ばかりにフォーカスします。
手にとって触れるものだけを信じます。
でも、じゃあ「愛」は?「親切」は?「奇跡」は?見えないけど「あり」ますよね?
私は見えない世界にシフトしてチープな現実は「私の身の上には起こらない」と決めて過ごしました。
この間、私の周りではこの更新が迫ってもうダメだ、国を変える、やむなしに打つ、まるで阿鼻叫喚の如く「見える世界」だけに囚われた人たちが流されていきました。
その時の私は まるで台風の目のような不思議な静けさの中にいました。
「へ? みんななんでそんな現実ばっかりをみているの?」と。
実際に そのような現実に直面した人たちから相談も受けました。
「もうダメです、やっていけないので…打ちます」
そう言われた時、「打ちたくないんでしょ?なら打たなくていいんだよ」と返したら「現実問題ムリですから」と言われました。
でも実際は逃げ道はこの時まだあったのです。
だけど見える世界だけを見ている人には「損得を超えたところにある道」が見えなかったのです。
この時は飲食や健康業務の未接種者は「毎日」「自費で」「政府指定の機関で」「陰性検査をして」「陰性なら」出社してよし、というルールでしたので 毎朝それをすれば打たずに出社することは可能でした。
見える世界、つまり損得勘定優先の価値観の中で生きている人はこれを「そんな馬鹿げたことはとてもできない」と言って打ちました。
私は彼らが「馬鹿げている」と言ったこの嫌がらせのようなルールを「打つこと」と天秤にかけた結果、打つより遥かにマシだと思ったので、毎日やりました。
検査員も「え、打つよりマシ?あんたみたいな人は初めてだよ」と驚かれましたが、実際それによって法に触れることなく、未接種を貫き通しつつ、かつ出社も出来たわけです。
いかに馬鹿げていてもそれは不可能ではなかったわけで、私に言わせれば 諦めた人の言い訳にすぎません。
諦めたら その時点で道は閉ざされます。
そして閉ざすのは常に自分自身だということを忘れないでください。
諦めないで、自分の出来ることをする。そうすると不思議と道はモーゼの十戒のように、それまで海だと思っていた場所に道ができる。
これ、本当です。
私が経験したのですから間違いありません。
【結論】
だからいたずらに怖がらないでください。
不安はよく調べてないからで、それはまだ起こってもいない。
でも意識が恐怖に向くと 恐怖を呼び寄せます。
恐怖は一旦忘れて(現実無視)今の自分にできることを精一杯やってみてください。
行動せず唯恐れているのは言語道断ですが 行動すれば道は拓きます
完