ワクチン)週刊現代 高熱

2023.02.07

 

謎の「肺炎」「老衰」「高熱」…ワクチン接種後1~2ヵ月で突然死する高齢者たち

一度立ち止まるべきか
 

すさまじい高熱に襲われて

ワクチン接種による心臓の異常を紹介した【前編】『「心臓が溶ける!」「ゼリーのような血栓」……医師たちが聞いたワクチン死した壮絶遺体の声』の続きである。

広島大学大学院医系科学研究科の長尾正崇教授は、ワクチン接種後に死亡し、解剖を依頼された4人の症例をいち早く論文にまとめた。いずれも高熱を発して亡くなっており、死因を調べるため血液の一部を解析するとサイトカインストーム、すなわち「免疫暴走」による死亡の可能性が考えられたという。

《2回目のワクチン接種を受けてから1〜10日後に死亡した4例の解剖を経験。死亡時の体温は異常に高かったと推定された》《解熱剤を使用しても、接種後に40度を超える異常な高熱が出た場合は十分な観察と注意が必要》(長尾氏の論文より)

前号で証言を寄せた埼玉県在住の東正秋さん(73歳)の息子・良行さん(当時39歳・仮名)も、2回目のワクチン接種後に高熱を発し亡くなった。自宅の机の上に置かれていた体温計は41・5度を示し、亡くなる直前にすさまじい高熱に襲われていたと考えられる。

おびただしい量の血栓や異常な高熱、筋肉や内臓の損傷—ここまで紹介したのは、接種直後にこうした激しい症状を呈して亡くなった人々の事例だ。一方で、数ヵ月間にわたって後遺症に苦しみ、亡くなった人もいる。

栃木県に住む田所陽子さん(52歳・仮名)の父・忠さん(当時76歳・仮名)は、'20年7月下旬に2回目のワクチンを接種。その2週間後、「ギラン・バレー症候群」の症状が現れた。

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ギラン・バレー症候群とは、筋肉を動かす末梢神経に障害が起こる難病だ。手足が動かなくなり、重症化すると呼吸困難で死に至ることもある。

「最初は『手足がしびれて力が入らない』と訴えていました。でも父の症状は日に日に悪化していき、やがて立ち上がったり歩くのも困難になり、ついには一人でトイレにも行けなくなってしまいました」(陽子さん)

検査を受けても、原因は不明。いくつも病院をたらい回しにされ、大病院にかかってようやく「ギラン・バレー症候群の疑いがある」と診断された。その医師は陽子さんにこう告げたという。

「うちのような大きな病院でも10〜15年に1人診るか診ないかという珍しい病気です。ワクチンが原因である可能性は、否定できません」

ギラン・バレー症候群は通常、すぐに死に至るほど進行の早い病気ではない。しかしワクチン接種から1ヵ月後、忠さんはスマホを操作することもできなくなった。やがて食べ物を飲み込めなくなり、さらに1ヵ月後の10月2日、帰らぬ人となった。直接の死因は誤嚥性肺炎だった。